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タトゥー除去/単純切除

ティーズクリニック田牧 聡志先生

タトゥー除去の単純切除について

タトゥー

タトゥー(刺青)除去のポイントは以下の3つです。

①どの部位に刺青が入っているのか
②大きさはどの程度か
③何色か

これらは治療の方針を決めるのに非常に重要となります。
部位や大きさ、そして色などを評価しながら、時には性別を考慮して、レーザー、単純切除術、シリアル切除術、アブレージョン(削皮術)、等の治療方針を決定していきます。

単純切除術

タトゥー(刺青)を直接切り取る方法です。
タトゥー(刺青)が入った皮膚をデザインに沿って切り取ってきれいに縫合します。

少ない手術回数でタトゥー(刺青)を確実に消すことができ、小さいタトゥー(刺青)を確実に除去したい場合にはお勧め。単純に切除縫合と言っても、当院は大学病院等で長年修練した形成外科専門医が行いますので、縫合方法は特別です。

また当院では、形成外科特有の縫合方法である「真皮縫合」を用いますから、 術後しばらくした後の傷の状態が単純な縫合方法とは違ってきます。単純に切るだけと思っていらっしゃる方もいるでしょうが、術前の評価や術者の技術が非常に重要になるのです。

症例 左右前腕

来院の動機

19歳男性で、左右前腕の自彫りによる刺青への単純切除です。いたずら心で入れてしまった刺青であるが、年齢が進むにつれて、社会での刺青への偏見を理解するようになったため、切除を希望して当院へ受診となる。

自彫りであり、前腕であるため、Q-switch Nd/YAG LASERもお勧めしましたが、できるだけ早く除去したいとの決意から切除法としました。

写真1.術前 左前腕手関節周囲

タトゥー1

写真2.術前 右前腕手関節周囲

タトゥー2

手術解説

デザインでは、刺青の形状からTrap-door変形(傷に囲われた部位が盛り上がって来てしまう)を気にしましたが、単純に切除することにしました。結果的には問題ありません。

切除は角度をしっかり付けて切開を入れ、しっかりとした深さで切除。縫合は、吸収糸を用いた形成外科特有の真皮縫合、および表皮縫合としました。
術後のテーピングのケアもしっかりと行って頂き、術後半年の経過は非常にきれいですね。

写真3.術後6か月 右前腕

タトゥー3

術後半年ですから、まだ赤みが残ってますが、今後肌色に近くなると思われます。

写真4.術後6か月 左前腕

タトゥー4

同様に左側も赤いですね。
形もきれいに整っています。

リスク

切除ですので傷ができますが、傷に囲われた部位が盛り上がって来てしまうTrap-door変形が一番でしょう。他には、切除することで、痛みや出血を伴います。

痛みの本質は、皮膚の引っ張りです。腫れてしまえば、内圧が強くなって皮膚が引き延ばされツッパることで痛みを強く感じます。皮膚を切除することは、皮膚を取る去ることで引っ張る力を生み出して、痛みを感じるようになります。

施術の流れ

術前診察

術前に際しては、タトゥーの状態を詳細に把握していき、どの部位にどの程度の比率で、どんな色でタトゥーが入れられているかを診察します。

単純に大きさだけではなく、部位毎の面積や皮膚の伸展具合に応じて、単純切除(1回で切除する)が不可能な大きな場合は、回数を分けて行うシリアル切除術やアブレージョン(削皮術)を考慮します。

その際料金が確定しますが、当院では手術の回数ではなく、大きさで手術の料金が決まります。(詳細は料金表参照)

術前写真:手術のプランを計画するために撮影します。

デザイン

状況に応じて、関節などの動きに影響がないよう(関節可動域に影響を与えない)に手術を計画していきます。植皮術では、採皮部が必要となります。

部位によっては目立ってしまうので、話をして慎重に決定していき、また、アブレージョン(削皮術)では、面積に応じて手術回数を分けますので、手術の分配をしっかり行います。

手術(手術時間は30分から180分)

局所麻酔を行います。面積が大きな場合は、麻酔クリームを塗布して表面麻酔をした後、非常に短く3本針の注射針を用いてゆっくり行っていきます。

痛みは少ないと非常に好評です。
両腕で、かつ面積が大きい場合は、腕の付け根に麻酔をする、ブロック注射を行うこともあります。

術後処置および経過

術後はできるだけ処置がなく痛みが伴わないような、形成外科診療で培った、ドレッシング材による処置を行っております。簡単な切除術の多く場合は、フィルム剤を用いて術後1週間までは何も必要がないことが多いです。

面積の大きなアブレージョン(削皮術)の場合は、非固着性ガーゼを用いて、苦痛を最小限にするようにします。腫れや痛みなどの状態に応じて休憩後、ご帰宅いただけます。

【ダウンタイム】
腫れは1週間程度、内出血してしまった場合は気にならなくなるまで約2週間程度かかります。
【シャワー】
当日もしくは翌日から可能です、さっと浴びる程度にしましょう。

当院では、術後の経過をしっかりと追って行きます。
トラブルが無い様にしっかりと診療をします。
(状況に応じて、術翌日)術後1週間、術後1か月、3か月、6か月

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